kyu


いつも行く地域の診療所。

子供のころからお世話になっている病院です。


そこの待合いい座っていてふと横を向くと

↓のチラシが貼ってありました。






救急車の適正利用。

と書かれたそのチラシ。

確かにかなり前から「必要のない時に救急車を呼ぶ」って問題が言われていて小耳にしたことはあったのですが、こうして改めて活字で読んでみてなんだかすごく気になっちゃいました。


前の診察の子供が一所懸命に先生にお話しているのを聞きながらじっくり読んでみました。


読みながら、いろんな場面が脳裏によぎりました。。。


普段の生活で、救急車が道路を走り、車は避ける。

その間を縫って救急車は患者さんを搬送する。

でも、歩行者や自転車は知らんぷりで救急車が立ち往生。

なんて光景を見て「イラッ」とすることはあります。


私は救急車には乗ったことありませんし、呼んだことも呼ばれたこともありません。

が、もし自分が、、、もしくは家族が重症で救急車を呼んだときに、このチラシのようなことで搬送が遅れてしまったら。。。と考えたら、恐ろしいことです。


救急車を利用する人は、530万人以上いるそうです。

そのうち危険のある重症は8%ほど。

一番多いのが「軽傷」者の50%だと。。。


そのほとんどが歩いて帰宅したらしいんです。


10年で救急車の到着は2分も遅れているそうで、こうした軽症者の救急車の利用が減って来ればかなり改善されることなのかもしれません。


上のチラシの写真でもありますが、

「子供が友達と遊んでいて転び、膝を擦りむいて母親が呼んだ」

「タクシーで病院に行くとお金がかかるから救急車を呼んだ」

「ドアに指を挟み爪がはがれたから呼んだ」

「熱があるが救急車で行けば優先的に診てもらえるから呼んだ」

などがあるそうです。


確かに、呼ぶか呼ばないかの判断が付きにくい場面はあるかとは思いますが、この理由はただのわがままでしかないもの。そうした逸脱した考えはなくしてもらいたいものです。


最近では、「相談センター」といって、救急車を呼ぶかどうか悩む場合などには、

#7119

へ連絡すると親身に適切に教えてくれるそうです。