いや~。なかなか進まない内容(笑)
まだまだ続きますよ~

あ、ちなみに現在①~⑨まで続いていますがこの過去の記事も少しづつ更新されています
思い出したり追加記事を書いたり。。。

書いている自分でもなかなか終わりが見えません(苦笑)

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「オシンコシンの滝」へ到着した所が前回まで(聖地へGO⑨)でした。
日本の滝百選にも選ばれる滝で知床八景のひとつなんだそうです。

オシンコシンの滝を出発して、更に知床国道を「ウトロ」へ向かって進みます。
次に立ち寄ったのは「知床世界遺産センター」「道の駅うとろ」です。

この周辺は温泉街もあり「ウトロ港」からは知床観光船などの乗り場があったりして人気の観光スポットになっています。冬シーズンには流氷が来る場所で「流氷ウォーク」などもできる場所です。

もちろん「流氷」は来ていませんので「トイレ休憩&お土産タイム」となりました。
だんだん天気が回復する空を見上げると「オジロワシ」が悠々と飛んでいる。。。

あ。。。番外キャラだ。
「オジロワシ」GET!!
と思ったのですが「オジロワシ」は5月くらいまでが遭遇率が高いそうで。。。
飛んでいたのは違う鳥だったのかもしれませんね^^:

ヤマさんこと「コッヒー」は一目散に魚介のお土産コーナーに進み何やら物色。
ワタシはお土産を買うポイントを決めていたのでベンチに座ってしばし休憩。。。

ゆっくりしようと思ってたものの、
十数分でお土産をGETして郵送の手配も完了しちゃう「コッヒー」は手際がイイです(笑)

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近辺には「オロンコ岩」や「ゴジラ岩」などのちょっとした観光スポットがあります。
観光スポットとしてはこうした岩を見る現地ツアーが盛んに行われているようです。

ココだけでなく知床の海沿いには不思議な形をした岩がいたるところに点在していて車で走っていても目にする事も多く「〇〇に似てる岩がある!」と感じたりします。

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ウトロ地区では、温泉街をエゾシカが歩く姿がよく見られるそうで、集落でのエゾシカの被害が多くなっていたり、シカとの交通事故も多く発生しているそうです。
今回だけでなく今まででもエゾシカを目にする事は何度もあったのですが、道路の脇や少し遠くで見かけることはありました。
集落へ出てきて餌を探すというのはちょっと驚きです。

農作物などの被害も大きくなり「経済問題」となりつつあるくらい増える続けるエゾシカ。
銃などによる駆除も考えられているようですが住居の近くということやシカの多さに有効な手段ではないらしく、集落の周囲をフェンスで囲むという「逆動物園」状態にすることになったそうです。

さてさて、大人の修学旅行一行ですが、ここまで進んできて言うのもなんなんですが。。。
大きな目的地を持って行動しているわけではありません(笑)

ざっくりと、知床国道を斜里方面から進み国道沿いに走り羅臼峠を越えて羅臼町へ周り中標津を抜けて弟子屈へ戻るというルートを考えながら進んでいます。
知床半島を時計回りに回っているというのがわかりやすい表現かと思います。

ここまで進んできましたが「ウトロ」から先の知床半島は車で進むことはできません。
知床半島を先端まで見学しようと思ったら、船で行くしかないようです。
必然と国道は「知床横断道路」となり知床半島を横断する形で羅臼峠を越えて行くことになります。

と完全に思っていたのですが。。。

案内してくれているファルコンさんから

「せっかくだからもうちょい奥まで行ってみる?」
「知床5湖ってのがあってこの時間ならちょっとだけ見れるよ」
と。。。

もちろん、全員一致、即答で
「おねがしや~~~~す!」
ということで、知床国道を離れて森の中へ続く道を進み始めます。
国道で「バリ3」だったスマホの電波は、国道を離れるとすぐ「電波ゼロ」に!

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簡単に遭難して帰れなくなるってことを急に実感します。
ドコモの電波が届かなくなるってのはなかなか体感することはないので、助手席に座るワタシ一人で密かに驚いていたりします。

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左には時々見えるオホーツク海。
でも走る道は完全に森の中、今ここに「ヒグマ」が出てきてもおかしくないと感じるほど深い森。
少し走ると川が流れ少しだけ開けた場所に出ます。
とはいえ森の中、川があればかえって「熊さんに出会った~♪」な雰囲気。
でもそこには「ユースホステル」があり宿泊客もいるようです。
夜に出歩いたらかなりの確率でクマさんのご馳走になっちゃいますよね。。。

そこから更に道を進んでいきます。
所々には、開拓した形跡も見えたりします。
過去には何度か「知床」を開拓して農業を行うことも計画された事もあったそうでその名残りがそのまま残されているようです。ただ岩が多くあったり水を確保しにくいこの辺りでは開拓することはできなかったそうです。
そんな困難があったことがこれほどまでの自然が残った要因の一つなのかもしれませんよね。

10分ほど走ると「知床五湖フィールドハウス」という場所に到着します。

日の入りも近づいた時間ではありました。
施設入口にある入場小屋にいるおじさまから「駐車料金(入場料?)500円だけどどうするぅ~?」と聞かれます。どうやら「もう時間が無いのに有料になっちゃうけどどうする?」ということの様です。しかも、時期的に五湖のうち1つしか見れないとのことでした。

ちょっと悩んだのですが、ここまで来たので勢いで入場することにしました。
この悩んだ末の決断が今回最大の「インスタ映え」を撮ることができた決断となりました。

もちろんそんな事は全く思いもせずに車を停め、どんより曇り空の少し暗くなりつつあるクマザサが生い茂る上にできた「高架木道」へ進んでいきます。

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この「知床五湖フィールドハウス」は「高架木道」と「地上遊歩道」があります。
「高架木道」は全長800メートルあり、上の写真でもわかる通り安全面も考えられていてヒグマの出没などの影響はなく、いつでも散策することができるようになっていて、五湖のうちの第一湖畔へ行くことができます。
地上から数メートルのところに木道が設置されていてヒグマが出ても安心して散策できるようになっています。「知床五湖ルートマップ」(PDF)

「遊歩道」はヒグマが頻繁に出没することや、自然が荒らされてしまうことを考えて「レクチャー」を受けた人しか入れないようになっているようです。※詳細はHPでチェック

木道は日没が近づいた時間だったこともあり、人はまばら。
ましてや、これから進んでいく人は皆無で戻る人ばかりでした。

「こんな所ならヒグマが出てもおかしくないなぁ」

とか言いながらワクワクして歩いて進んでいきます。

10分ほど歩いていくと「一湖」に着きます。
ここからは湖越しに羅臼岳を含む知床連山が見え「逆さ知床連山」が見れたりします。

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雨は止んだものの天気はまだパットしませんので雲が掛かっていましたが、これがまた幻想的というか神秘的な風景で自然の凄さを感じることができる瞬間だったりします。

「ま、曇ってはいるけど凄い景色を見れたし写真も撮ったから戻ろうか」
ということで、来た木道を引き返えそう。

と、振り返ったら↓↓↓

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おおぉっと。。。

「オホーツク海と空が赤く染まってる!」

知らないうちに急激に雲が減りはじめ夕日が見えるかも?な感じに!

「夕日が見えたらちょうど太陽の光で海に道みたいになるんじゃ?」
「なんだかスゴイ景色になっちゃうかも?」
なんてテンションが上がります(笑)

急いでベスポジへ移動開始です。。。

果たして雲は切れてくれるのか?

夕陽はみれるのか??



◆各記事は下記からどうぞ◆
聖地へGO⑱「ありがとう。てしかが」
聖地へGO⑰「最後の作業と鳥居」
聖地へGO⑯「コッヒー最後の日」
聖地へGO⑮「B級グルメエスカロップ」
聖地へGO⑭「根室ゴルフクラブ」
聖地へGO⑬「その時がやってきた!」
聖地へGO⑫「暗闇の峠越え」
聖地へGO⑪「知床の落日」
聖地へGO⑩「オシンコシンとゴジラ岩」
聖地へGO⑨「天に続く道」
聖地へGO⑧「知床がみてみたい」
聖地へGO⑦「看板ど~すっかな」
聖地へGO⑥「壮大にBBQ大会」
聖地へGO⑤「屋根もD型倉庫も」
聖地へGO④「肉割烹田村」
聖地へGO③「ノロッコ列車はゼンマイ仕立て」
聖地へGO②「まずは腹ごしらえ」
聖地へGO①「タラップで機内へ」
聖地へGO「壁画編」「壁画ができるまで」
聖地へGO「番外編」「出会いは突然に」