先日のゴルフは超久しぶりの雨の日ゴルフを堪能してきました。

その際、同伴者の皆さんに
「まささんは、雨の日のゴルフってどんな対策してますか?」
という質問をされました。

ワタシのような「身近なプロ」の対策が少しでも役に立つのならブログにも残しておこうかな。と思いましたので記事を書きたいと思います。

とはいえそんなに大それた対策があるわけではありません(笑)

まずは、心構えです。
雨のゴルフへの気持ちの持っていきかたや考え方一つでも、スコアもかなり変わってくるものです。
ゴルフは自然との闘いですから「風」「雨」など様々な事が起こるものです。

皆さんは「雨」のゴルフってどんな気分ですか?
「なんだか憂鬱」
「気分が下がる」
「キャンセルしちゃう」
などですかね?

確かに「雨のゴルフ」ってせっかくなのに。。。って思います。
ゴルフ場では雨の予報になっただけでキャンセルが何組も出たりすることもあるという事は「雨=ゴルフしない」と思っているゴルファーもある程度いるのかもしれませんね。

ワタシはプライベートでも雨でキャンセルをする事はありません。
ゴルフ場が「もうやらないでくれ!」と言うまでは雨でも堪能しちゃいます。
あ、雷の予報だけは気を付けてくださいね。
「まだ遠いから」と言って雷警報が出ているのに続けるのはダメです。

雨は雨で楽しみな部分もあります。
というのも、大人になって、いい年になって雨が降る中、外に出てびしゃびしゃになって楽しめるなんてゴルフくらいじゃないですか?

子供でも雨の中外で遊んでいたら親に怒られます(笑)

そう考えると、雨の中、芝生が生え揃った森の中で遊べる時間は楽しいものです。
こうやって考えると雨の日ゴルフをキャンセルするなんて考えませんね^^

これで気分は乗ってくるとして、雨の日のゴルフの対策は必要不可欠です。
この対策次第ではもっともっと楽しい雨の日ゴルフになるはずです。

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ひとつづつ、説明をしながら考えていきます。
まずは当然ですが、
「カッパ(ゴルフ用)」
上下セットになっているモノが多いのですが特に下は大事です。
雨量にもよりますが上はポロシャツでとか、別のシャカシャカベストとかでもいいと思います。
※ワタシは下はカッパ、上は防水スプレーをしたベスト(防風含む)

ゴルフ用のカッパだとしてもカッパの上を着るとかなり動きづらくなります。
下は雨量が少なくても早い段階で履いておいた方が良いと思います。
最近はカートに乗車するゴルフが多くなりカートのシートが濡れている場合も多いからです。

「着替え」
プレー中に着ているウエアの他に、ランチ休憩の時に着替える分(ポロシャツ)を余分に用意しておいてハーフを終了したらレストランに上がる前にさらっと着替えると気分よくランチが楽しめます。
靴下も履き替えると更にいいですよね。
ゴルフはモグモグランチタイムも楽しみの一つなので気分よく過ごしたいものですから。

ところで皆さんのカッパは何色ですか?
プレー中に着るウエアを含めて、カッパを履くという前提でコーディネートしてますか?
案外見落としてしまうのが、カッパとウエアのコーディネートです。

ワタシの場合、長い間、鮮やかな黄色のカッパを使用しています。
急遽雨が降りカッパを着た場合など、ピンクや紫のポロシャツを着ていたりして上下の色合いが物凄くアンバランスになったりして自分で笑ってしまうこともあります(笑)
できる事なら「カッパを履く」という前提で当日のポロシャツを決めるといいと思います。
また、雨の多い季節は暑い日もあると思います。
カッパを着るのが前提の場合は短パンなどを履いてカッパを履くなどすると暑さ対策もできるかと思います。

「タオル」
夏場に汗拭き用でもタオルは持っていくと思いますが雨の予報がある場合は多めにタオルを持っていってください。
ワタシはスポーツタオルを2枚、クラブ拭き用1枚は最低でも持っていくようにしています。
最近では絞ると吸水が戻るようなタオルもあるのでこれを持っているとグリップなどが濡れた時にスグに拭くことができて便利ですね。

「シューズ」
シューズは「雨用」「晴用」と使い分けています。雨用は人工革や雨用と言われるシューズを履きます。そして、忘れがちなのがスパイクレスではなくソフトスパイクを選ぶことです。
濡れた芝は滑りやすくスイング中も安定しにくいのでソフトスパイクを使用するのがおススメです。

「帽子(できれば雨用)」
ワタシは普段、バイザーかハンチングでプレーすることがほとんどですが、雨の予報がある時には防水スプレーをかけてある帽子を着用します。
レインハットならつばの先からぽたぽたと滴が落ちるのを防ぐように作られていたりします。こうした帽子はキャディーバックに常備しておくのもいいかもしれません。

「グローブ」
普段はどんなグローブを使用していますか?
以前は天然皮革を常に使用していたのですが最近は人工のもので雨に強いグローブを使用しています。
フットジョイのグローブ「ナノロック」
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宣伝ではありませんが、ワタシが愛用しているグローブです
天然皮革のグローブは濡れると滑りやすくなるのでチェックしてみてください。

「ヘッドカバー」
いつもはキャラクターのヘッドカバーを使用していますが雨の日はヘッドカバーを変えてゴルフ場に行くことにしています。濡れても乾かせばいいのですが劣化が早くなるのも嫌なので使い分けています。


プレー中は傘をさす場合も多いと思います。
傘にタオルを一枚掛けておき、スグに拭けるようにしておいて、グリップやフェースなどの水滴をとりながらプレーをしてくださいネ。

そして雨の日は飛距離や方向性が変化します。
ラフは雨量により抵抗も変わってくるので飛距離は大幅に落ちるものです。
もちろん、Teeショットではランが出ないこともありますし雨にボールが落とされてしまうこともありますので10ヤード20ヤードは落ちてしまうものです。
平均270ヤードのワタシで250ヤードくらいになってしまうものです。

最近のドライバーは回転数を落とすように設計されているクラブも多く、フェースが少しでも濡れていると「球が上がりにくい」「フェースでボールが滑る」などといったことが起こり飛びにくくなりますし、右に飛び出しやすくなります。

Teeショットが上手くいってフェアウェイを捉えても、湿っていたり雨粒が付いている芝は「フライヤー」や「ドロップ」などが起こりやすく縦の距離が掴みにくくなります。
この為、ピンを狙うショットではなく、花道を狙うショットを心がけてコース攻略する必要があります。

全てのクラブに共通しますが、自分のショットの各番手のキャリーの距離を把握していないと難しくなってしまいます。
雨が苦手だと言うアマチュアの人の話を聞くと、ほとんどの方が「ランも含めた飛距離」でしか自分の各番手の飛距離を把握していないので、ショットが思ったほど飛ばなくてミスをしてしまうことが多いようです。

まだまだ、気にするポイントはあるのですが、慣れも必要な点も多くあります。
雨対策をして楽しいゴルフをしてください。

せっかくの予定ですから雨でもびちゃびちゃになって楽しんでください。