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とある都内の閑静な高級住宅街。
一軒一軒の住宅は広めでゆったりした洒落た建物ばかり、賃貸ですらスペースを大きく取ったゆとりある贅沢な造りばかりの落ち着いた街。

定食やファストフードどころかジュースの自販機すら近隣には見当たらない職人泣かせの現場があったそうな。。。

その現場の現場監督は、「どこでも当然なことなんだけど、この現場では特に近隣への騒音などに注意して欲しい」と朝礼の開口一番で全員に伝達。

現場監督曰く「現場西面では特に話し声も気をつけてほしい」とな。

そりゃ、注意して作業に当たりますし問題は起こらない自信はある。ってか、殆どの現場で「うるさい」ってクレームはないからね。

注意があった西側のとあるお宅からは現場が始まる前から何らかのクレームが入ったらしく、現場的には「要注意」ということらしい。

現場が始まる前にクレームって時点で「クレーマー」「モンスター」の言葉が頭をよぎる。そもそも、現場が始まる前のクレームって何をクレームするんだ?

こんな高級住宅街で優雅に暮らす人が、始まる前の現場へクレームを入れるなんて器の小さいことをするとは思えないが、事実は事実。

8:30から16:30の日曜祭日を除く普通の作業。そりゃ、解体したりコンクリートに穴を開けたり、切ったり貼ったりは多少発生するけど。。。クレーム入れた家だって、新築の時にはトラックが出入りして穴を掘ったり埋めたり作業員が大きな声だしたりくわえタバコでウロウロしたりしてたハズで、多少なりとも近隣には迷惑が掛かってた。そんな家に住んでるんだけど。。。

現場の西側の窓という窓は全て厳重に終始閉鎖。西側の足場では無言で作業。隣の建物の高さには敷地の境目にベニアで目隠し&騒音対策。

作業時間は削られ、話が出来ず作業効率はダウンなど何かと作業に影響がでる。
そういえば、少し前の現場では外部塗装がメインだったのに「夜勤で仕事してる事があるから平日の昼間は作業するな!」「土曜日はゆっくり寝たいから遅く始めろ!」とかで、土曜日は朝の数時間の作業時間が削られることもあったな。

言う方は、あたかも正当な主張を自分の都合のみで主張して突き通す。そのしわ寄せは現場で働く人に。工期は迫られるし、少しでもうるさきゃ怒られる。時間を削られればその分工事は進まなくて請けた会社はその分赤字。

正直言って、無茶な道理を通すならそれ相当のリスクを追ってもらわないと筋が通らない。

文句言うのは良いし、それに応じる心構えはデキてるけど、筋は通してもらいたい。

おおらかな気持ちで優雅に暮したいから高級住宅街に住んでいるんだから、筋を通して、数週間の昼間の工事くらいおおらかに見守ってほしいね。

「お互い様」って地域の繋がりは無くなっちゃったのかな?いい家住んでいい車乗って優雅に暮らせてるんだから周りにも少しは優雅さを見せてくれよなぁ。

なんだか怒りっていうよりがっかりした残念感が大きいよな。


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